第18回 育友会奨励賞表彰者
法学部法律学科4年 水野 翔太
世界大会優勝を目標に小2から14年間空手を続け、世界一を目指してきました。12月にロシアで開かれたKWU世界大会はベスト8で終わってしまいましたが、この悔しさを胸に、社会に出て、新たなことに挑戦していきたいです。
講評
小学生から空手の流派の中でも激しい「極真空手」を極め、世界大会の優勝を目標に文武両道を成し遂げ、KWU世界大会85Kg未満のクラスで日本代表に選出されました。大学の体育会には所属せず、周囲の協力者に支えられながら、勉学(中期留学を含む)、長い通学時間、アルバイトを練習と両立させ、練習場所・練習相手にも恵まれない中、日本代表になった真摯な努力と行動は敬意に値します。 4月からは半導体の商社で社会人としての生活が始まるため、空手一色の生活とはなりませんが、水野さんがこれまで歩んできた文武両道の道、極真空手を極める精神は、今後の人生においても誰にも負けない、誇れる人生経験となります。最近は背中で指導できる指導者は少なくなっていると感じます。ぜひ、会社で、道場で、地域など様々な場所で、水野さんの背中を生かしていただけることを期待しています。経営学部経営学科3年 原 大和
楽しく、幸せに子育てができる社会を目指して私は産前産後ケアを通して、ママの笑顔が家族に幸せをもたらすことを学びました。これからも、男性という立場から子育ての現状を発信し、ママの笑顔が少しでも増え、幸せな社会を実現できるように日々努力してまいります。
講評
ドイツ留学での経験と自身の母が産後の支援を始めたことをきっかけに子育て中の母親たちの不安や子育て環境に注目。そこから産後の母親に寄り添い、安心して子育てができるようにと自身の母親と共に産前産後のケアを目指し起業しました。自身は運営やITでの仕組み作りを担当し、男子学生が興味の持ちにくい子育て支援に取り組んだことは評価できるものと思われます。多くの課題があると思いますが、安心して子育てできる社会を目指し、この事業を発展させ拡げていくことを期待します。文学部英語英米文学科2年 座間 天平
私は支えられている。友達、親、大学職員の方などの支えがあって競技を続けられるということに気づき、その思いを書かせていただきました。皆さんの応援のお陰でユニバーシアード5位入賞という結果を残せました。今後も結果で恩返ししていきたいです。
講評
小学1年生より始めたインラインスピードスケート。今や世界選手権、アジア選手権、そしてユニバーシアード大会で、日本代表選手になるまでに成長しました。そこには親のサポート、同じローラースケート部の仲間のサポート、そして友人のサポートがあり、それに対する非常に強い感謝を常に忘れていません。ぜひ今後もその気持ちを練習の精神的支柱に据え、精進を重ね、念願である世界大会でのメダリストになってください。あなたならできます。そして世界に専修大学の名を広めてください。頑張ってください。期待しています。文学部歴史学科4年 徳田 鈴乃
神奈川県教員採用試験現役合格への道 ~私の5つの取り組み~専修大学を含め、私がこれまで受けてきた教育では、自分の可能性を伸ばしてもらいました。今度はそれを子どもたちに返したいと思います。子どもが自分のよさ、可能性を伸ばし輝けるように、4月から教壇に立ち、頑張ります。
講評
大学1年次に教員になることを決意し、日々の勉学をより主体的に歩まれてきたことと思います。特に強い決意が5つの取り組みから見られます。徳田さんの取り組みは、これから教員を目指す学生への影響度が非常に大きいと感じました。 実際に教壇に立つと、必ず新たな課題に直面することでしょう。子どものよさを伸ばせる教員は、教員自身が自分のよさを伸ばすことができる教員だと思います。5つの取り組みを土台として徳田教諭の伸びを見せてください。文学部哲学科3年 鈴木 渚々美
文学のすばらしさをこの手で伝えたい元々活字嫌いでしたが、1冊の本との出会いから小説が好きになり、物語を書くようになりました。坊ちゃん文学賞では最終候補まで残り、表彰式では様々な刺激を受け、更なる創作意欲を掻き立てられました。それもあの本があったからで、私もそんな1冊を創り上げたいです。
講評
言葉が好き、特に日本語ということでしょうか、そんな鈴木さんが、「結果が出るのは何年後か、何十年後か、一生かかっても実現可能とは限らない、曖昧な目標の中で、書き続けることの心の強さを保つ、苦労を感じながら、誰かに感動を伝えたい。」そんな気持ちから、今もこれからも言葉を紡いでいこうという決心の論文でした。AIが私たちの生活に限りなく広がっていくこのような時代に、人間らしい言葉で、成功を伝えていってほしいと願います。文学部環境地理学科3年 神林 浩平
自転車ベトナム縦断子どもの頃から自転車を走らせ、知らない世界を見るのが好きでした。体も自転車も大きくなり、今回の旅につながりました。どこの街も子どもが多くパワーがありました。この活気に負けぬよう、まずは社会に出て一人前になることを目標にします。
講評
学生生活という限られた時間の中で、どんな経験ができるのか。そしてその中で得られたものを、その後の学生生活の中でどう活かせるのか。 受賞者である神林浩平さんは、自転車でベトナムを縦断する中で、自国との交通事情の違い等に戸惑いながら、ベトナムの人々の温かさと触れ合い、交流していく事で、机に向かう勉強だけでは得られない経験をしたのではないかと思います。 これからの神林さんに大いに期待しています。文学部人文・ジャーナリズム学科3年 渡邊 幸恵
プロ野球球団でのインターンシップを通して ~憧れの場所で働くために~ベイスターズでの2年間のインターンシップで、ファンクラブを運営してきました。裏方は厳しい世界でしたが、そこを乗り越えてこられたという自信は今後に生かせると思います。将来はスポーツを見せる立場の仕事に就きたいです。
講評
球団職員として働きたいという昔からの目標、大学に入って感じていたレベルアップしたいという思い、そして大好きなチームの一員となり働きたいという気持ち。そこから渡邊さんのDeNAベイスターズでのインターンシップ活動が始まりました。 2年間の活動を通して、仲間や球団職員、お客様たちと共に積み重ねたさまざまな経験や苦労が、数えきれないほどの力と大きな自信になったと思います。 手に入れたたくさんの宝物(力)をさらに磨いて、社会で活躍していただきたいと思います。文学部野口武悟ゼミナール 代表 文学部人文・ジャーナリズム学科4年 木寺 英里奈
LLブックのさらなる普及を目指して ~産学連携によるポータルサイト 『ハートフルブック』開設の取り組み~簡単な言葉やイラスト等を使って障害のある方にわかりやすく伝える本、LLブックはまだ知名度が低く、出版点数も少数です。企業と協力し広報用のサイトを作りました。これがLLブックの普及につながっていくことを期待しています。